【中山牝馬S】フェアリーポルカ重賞初制覇 西村師「岩元厩舎つながりでVうれしい」

 「中山牝馬S・G3」(14日、中山)

 荒れた馬場を苦にせず、軽快なステップを刻んだ3番人気のフェアリーポルカが重賞初制覇を飾った。

 道中は先行集団の直後でじっくりと脚をためる。抜群の手応えで直線を迎えると、鞍上の鼓舞にしっかりと反応。押し切りを図ったリュヌルージュを最後は力でねじ伏せた。

 和田は「小倉で道悪をこなしていたし、馬場は大丈夫だと思っていた。前にいい目標(コントラチェック)がいたし、全てがうまくいったね」と振り返る。自身にとっては18年シリウスS(オメガパフューム)以来、1年半ぶりの重賞V。「去年勝てなかったので幸先がいいね」と、泥だらけになった顔を気持ち良さそうに拭った。

 西村師は「“重賞を獲れる馬”だと言ってきたからね。勝てて良かった」とホッとした表情を見せた。和田とは指揮官が05~14年の調教助手時代に、岩元厩舎で同じ釜の飯を食べた仲。「岩元厩舎つながりで勝てたのはうれしいね」と“同門タッグV”を喜んだ。

 今後のローテは未定だが、春の目標としてはもちろん、ヴィクトリアM(5月17日・東京)が選択肢に入ってくる。鞍上は「使う度に良くなっている。落ち着いた馬なので大舞台でもやれる」と自信をのぞかせる。季節外れの雪が舞う中山で、新ヒロイン候補が本格化を告げた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス