佐藤早也伽が涙の2年連続2位「悔しいが自分の中では頑張ったかな」日本人トップ 無情の2秒差・・・前年覇者チェプキルイと壮絶デッドヒートもあと一歩及ばず 名古屋ウィメンズ

 「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、バンテリンドーム発着)

 28年ロサンゼルス五輪、9月名古屋アジア大会代表選考会を兼ねて行われ、25年東京世界選手権代表の佐藤早也伽(31)=積水化学=が2時間21分56秒で日本人トップで2年連続の2位となった。ロス五輪最終選考会となるMGCの出場権は獲得した。連覇を狙うチェプキルイ(ケニア)と終盤まで壮絶なデッドヒートを繰り広げたが、あと一歩、わずか2秒差及ばなかった。マラソン初優勝はならず、レース後は涙が滲んだ。

 女子5000メートル日本記録保持者の田中希実(26)=ニューバランス=がペースメーカーを務めたが、時折7メートルを超える強風が吹きすさんだ中でのレースは序盤から消耗戦に。21年東京五輪代表の鈴木亜由子(34)=日本郵政グループ=は10キロ手前で先頭集団から遅れる苦しい走りとなった。2年ぶりのマラソンで注目を集めた鈴木だったが、9キロ過ぎから完全に遅れる形となり、表情も険しくなった。さらにその後、24年大会覇者で25年東京世界選手権代表の安藤友香(31)=しまむら=も先頭集団から脱落した。

 さらに日本記録保持者の前田穂南(29)=天満屋=も20キロ手前で先頭集団から脱落。24年パリ五輪では故障の影響で直前に無念の欠場。再起を目指す中での参戦だったが、苦しい走りとなった。

 その中で日本人選手では佐藤と23年ブダペスト世界選手権代表の加世田梨花(27)=ダイハツ=が先頭集団に食らい付いて終盤へ。39キロ過ぎの海外勢の揺さぶりに加世田が遅れ、そのまま佐藤が海外勢との争いを繰り広げた。

 最後はチェプキルイとの一騎打ち。チェプキルイのスパートに何度も食らい付いたが、最後は届かなかった。

 レース後、佐藤は「ラスト競り負けてしまったところが悔しいんですけど、自分の中では頑張ったかな。もしかしたら勝てるかなっていう気持ちはあって、勝ちたいなという気持ちがあった」と悔しそうに振り返り、「昨年のベストより1分遅いが、風が強い中でいいタイムだったなって思います。次はこれから考えたいと思います」と、語った。

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