【秋華賞展望】春の雪辱を期すダノンファンタジーが主役張る
桜花賞馬とオークス馬が不在の秋華賞。2歳女王ダノンファンタジーが主役を努める。春は桜花賞4着、オークス5着とひと息だったが、始動戦のローズSをレコード勝ち。タメを利かせた走りができたのは大きな収穫だ。「内回りコースも気にならない」と猿橋助手。阪神JF以来の、G12勝目を狙う。
オークス2着馬カレンブーケドールは紫苑Sで3着。展開も厳しかったが、つまずき気味のスタートで出して行った分、ハミをかんだのが誤算だった。「乗りやすくて注文が付かない」と国枝師が話すように、オークスで見せた二枚腰は内回り戦で強みになる。
桜花賞、オークスと3着だったクロノジェネシス、フラワーC勝ち馬コントラチェックはぶっつけ本番でも好仕上がりだ。無傷3連勝のサトノダムゼル、1&2勝クラスを連勝してきたエスポワールは、まだ底を見せていないだけに不気味に映る。
トライアルの紫苑Sを制したパッシングスルーは、スタートがうまく、好位で折り合えるレース巧者。目下の勢いなら、春の実績組相手でも引けは取らないだろう。
他にもビーチサンバやシゲルピンクダイヤ、フェアリーポルカあたりもチャンスは十分ありそうだ。