【ボート】大山千広、記録ずくめの新女王 23歳6カ月最年少V!賞金ランクトップ

 「レディースチャンピオン・プレミアムG1」(12日、蒲郡)

 1号艇で人気を集めた大山千広(23)=福岡・116期・A1=がインから押し切って1着。レディースチャンピオン初出場、デビューからわずか4年3カ月目でG1初Vを飾った。23歳6カ月での優勝は、大会史上最年少Vの記録を更新した。また、優勝賞金1100万円を獲得し、女子の賞金ランキングでもトップに浮上した。2着には大滝明日香、3着には今井美亜が入った。

 令和初となる“夏の女王”の座に大山が輝いた。レディースチャンピオン初出場で大会最年少Vの記録を更新しての優勝。「めちゃくちゃうれしいです」と緊張から解放され、ニューヒロインは満面の笑みで喜んだ。

 優勝戦はインからコンマ01と度胸満点のSを決めて先マイ。「1Mは緊張して思ったよりハンドルが入らなかった」とレースを振り返ったが、一気に独走態勢を築くと、あとは栄光のゴールを駆け抜けるだけだった。

 脚光を浴び続けたシリーズだった。初日を連勝として一気に主役へと躍り出ると、勢いそのままに頂点まで駆け上がった。節イチ級の機力もそうだが、抜群のレース内容も快進撃の要因だ。3走目から優勝戦まで6走連続でのトップS。スリットからレースを支配してVをつかみ取った。

 この優勝で1100万円を獲得し、女子の賞金ランキングでも1位に浮上した。「年末(クイーンズクライマックス)は行けたらいいなと思っていたが、これを獲ったらクラシックに行けると意識していた。SGで活躍できるようにもっともっとレベルアップしていきたい」。自力でSG出場の権利をつかみ、さらなる上のステージでの成長に思いをはせる。まだ23歳、“女子No.1”の称号を手にしたが、この優勝もここから続くサクセスストーリーの序章に過ぎないのかもしれない。

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