【スプリングS】ディキシーナイト 抜かりなし 1週前にアーモンドアイと併入

 「スプリングS・G2」(17日、中山)

 2勝馬のディキシーナイトにとって満を持しての重賞初挑戦は、今後を占う意味でも大事な試金石の一戦だ。前走のクロッカスSは初の1400メートル戦。のちにアネモネSを圧勝したルガールカルムの猛追を振り切った。国枝師は「未勝利を勝った中山の2000メートルでも強い競馬をしているし適性がよく分からない。いい切れ味を見せていたし、馬がだいぶしっかりしてきたとは思う」と距離適性をつかみかねている。

 ただ、この一番に向けての仕上げは抜かりなしだ。6日に美浦Wで行われた1週前追い切りでは、ドバイ遠征を控えるアーモンドアイを相手に先行併入。馬なりで5F67秒6-38秒4-12秒5と上々の動きを披露。指揮官も「順調にきている。スムーズな動きだったしな」と及第点を与える。

 クラシックを意識して再び舞台は芝の中距離路線に戻る。「ここでどんな競馬ができるかだな。1800メートルの方が良さそう。特に問題があることもしないし、乗りやすい馬だから」と前向きだ。きっちりと権利を頂く。

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