会場騒然!ウルフアロンがコーナーから何もせず降りる“名ムーブ”披露 初共闘の72歳・藤波辰爾も驚きと賛辞「目疑った」「間近で見て本物」

 「プロレス・新日本」(6日、大田区総合体育館)

 東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(30)が旗揚げ記念日大会で行われた10人タッグ戦で、特別参戦した藤波辰爾(72)と初共闘した。極悪集団ハウス・オブ・トーチャー(HOT)と対戦し、最後はLEONA(32)が捕まって自陣が敗れたものの、ウルフはコーナーに上って何もせずに降りるという藤波の名ムーブ“ドラゴンリングイン”も披露し、会場を騒然とさせた。

 まずは先発した藤波が成田蓮(28)に強烈な張り手を食らわせると、ドラゴンスクリュー2連発で沸かせた。小島聡(55)を経てタッチを受けたウルフは、いったんリングインしたものの、何かを思い直したように首をかしげてエプロンに戻り、おもむろにコーナーに登った。すると、何もせずにジャンプしてリングに降りるという行動に出た。かつて藤波が見せた名ムーブへのオマージュだったが、五輪王者が唐突に見せたまさかのプロレスIQに会場は「え?」と、どよめきと笑いに包まれ騒然となった。

 レジェンドと共闘したウルフは「藤波さんと初めて組ませてもらって、72歳で自分のしたいことを追い続けてる人はめちゃくちゃ輝いてるなって思いました。僕なんか30歳で柔道家では往年(の選手)みたいな感じだったが、プロレス界に入って、72歳でも自分の最高のパフォーマンスを目指してやっている方がいるっていうのを見て、すごく勇気づけられました」と刺激を受けた様子。また、衝撃の“ドラゴンリングイン”については「いつも通り1回(リングに)入ったが、なんか違うなと思って、気付いたら飛んでいた。無意識に。体が勝手に。まるで大内返のように…あれ、柔道技は分かんない?」と、高度な柔道ジョークまで飛び出すほどの高揚感をのぞかせた。

 1972年3月6日の旗揚げ戦にも出場していた藤波との共闘で54年の伝統を再確認し、「たくさんの先輩たちがつくり上げてきたこの新日本プロレスをもっともっと大きい存在にできるのは現役のプロレスラーだけ。その一員として自分のやるべきことを全うしたい」と発奮。自身は現在シングル2連敗を喫してベルトも失い「どん底」と表現したが、「もちろん負けたくない。昔から負けず嫌いなのが僕の性なので。でも、プロレスにおいてはまだまだ新人ですし、青いところもたくさんあると思うので、試行錯誤しながら最強のプロレスラーを目指したい」と実感を込めた。

 一方、五輪王者プロレスラーと初競演した藤波は「いいね。やっぱり(投げ技などの動きに)キレがあるね。実際こうやって間近で見たら本物だね」と太鼓判。ウルフが披露したドラゴンリングインについては、「俺も一瞬『あれ?これ、え?』って思ったんだけど(笑)。お客さんも一瞬戸惑ったような感じだけど、あいつ(ウルフ)は余裕でやってるのか、知っててやってるのか。一瞬俺も目を疑ったけど、それだけ余裕があるんでしょう。でも、あのキレはいい。本当に本物だね。やっぱり金メダルの(実力)」と賛辞を惜しまなかった。

 ◆ドラゴンリングイン 藤波辰爾がかつて披露したもので、タッグマッチでタッチを受けた際、コーナー最上段に登った後、何もせずに降りてリングインするムーブ。相手の意表を突いてかく乱するなどの狙いがあるが、リングイン直後に捕まって攻撃を受けることも多い。

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