【ボート】GP&QCカウントダウンコラム7
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子9位・馬場貴也
11月のチャレンジカップ(芦屋)でSG初優勝を飾った馬場。賞金ランクは前検日の42位から9位まで浮上し、グランプリ初出場を決めた。「もう、SGを勝つことはないかもしれない」と諦めかけていたが、兄弟子の守田俊介が心の支えとなった。「諦めずにやっていたら、みんな平等にチャンスが来る」とゲキを飛ばされた。
初めて挑む大舞台。「出るからには優勝を狙う。(チャレンジカップは)34分の1で優勝できたし、グランプリは18分の1なので。守田さんと2人で狙っちゃいます」。兄弟子との“上位ジャック”に気合は十分だ。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子9位・寺田千恵
第1回大会から連続出場する唯一の存在。「うれしい。クイーンズクライマックスは年間の目標」と寺田は喜ぶ。それでも、今年は思うような活躍ができなかった。1月がF休み、2月は体調不良、7月には西日本豪雨の影響を受けた。
その中でも、8月のG1・レディースチャンピオン(桐生)で準優勝。「あの2着は大きかった」。常に前を見つめるのが強さの秘密でもある。「時代について行かないといけない。シビアなレースをしていかないと、業界が盛り上がらない」。まだまだ進化を続ける寺田が、悲願の初優勝へ突き進む。