【ボート】馬場貴也がSG初優出初優勝の快挙

 優勝カップを手にガッツポーズをする馬場貴也(撮影・坂部計介)
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 「チャレンジカップ・SG」(25日、芦屋)

 12Rで優勝戦が行われ、1号艇で断然人気を背負った馬場貴也(34)=滋賀・93期・A1=がインから押し切って快勝。SGは12戦目だったが、初優出にして初優勝となった。通算では31回目の優勝。2着に峰竜太、3着に毒島誠が入った。

 馬場は、看板機と評されていた44号機とともに臨んだ優勝戦。コンマ08のトップSを放ち先マイを敢行した。1周1Mは、少しターンマークを外す旋回となったが、機力差を生かして差し切りを狙った峰との差を広げた。「1Mを回ったときに峰君が差さったのが見えたけどグッと伸びてくれた。1周2Mから大事に回った。そこから艇間が離れたので勝てたかなと思った」とニンマリ。レース後には峰が「(馬場さんがSG初優勝して)自分のことのようにうれしい」と泣いているのを見て、馬場自身も喜びの涙が頬を伝った。

 賞金2700万円を上積みし、年間獲得賞金額は6778万8000円とし、前検日に42位だった賞金ランクは9位までジャンプアップ。“チャレンジ”に成功して、逆転でのグランプリ出場を決めた。「今節が始まるまでグランプリ出場は夢のようで全く考えていなかった。4日目に、チャレンジを勝ったら(同支部先輩の)守田さんと(一緒に)出れると思ったし、それはすごく幸せなこと」と顔をほころばせた。

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