【JBCLC展望】プリンシアコメータが1年越しのリベンジ果たす
「JBCレディスクラシック・Jpn1」(11月4日、京都)
ダート女王の座へ、最も近い存在なのはプリンシアコメータ。前哨戦のレディスプレリュードでは、ゴール前で差し返す勝負根性を発揮。2つ目の重賞タイトルを獲得した。昨年の当レースは直線の不利もあって頭差の2着に惜敗。着差が着差だけに悔やまれる内容だった。1年越しのリベンジを果たして、G1の勲章をつかむ。
クイーンマンボは昨年、レディスプレリュードを圧勝して有力候補に名乗りを上げたが、右前挫石のため無念の回避。復帰後4戦は未勝利に終わっているが、3走前の平安Sでは牡馬の一流どころ相手に2着と内容自体は悪くない。前走は7着に敗れたが、11キロの馬体増と、いかにも叩き台といった印象。見限りは早計だ。
この2頭をブリーダーズゴールドCで撃破したのがラビットラン。昨年のローズSを直線一気の豪脚で制したが、その後は末脚不発が続いた。ヴィクトリアマイル13着後にダート路線へ矛先を向けると、これまでの追い込みスタイルから一転、好位から運ぶ競馬で3、1着。高い砂適性を示した。未知なる魅力を秘めており、頂点獲りも十分ありえる。
他では交流重賞3勝馬アンジュデジールや、牡馬相手のオープン特別を勝ち上がってきたサルサディオーネも勝負圏内だ。