【ボート】辻栄蔵が全24場制覇 G1優勝での達成は33年ぶりの快挙

 「赤城雷神杯・G1」(11日、桐生)

 ナイター開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の辻栄蔵(43)=広島・74期・A1=が、インから逃げ切って優勝し、全24場制覇を達成した。辻のG1優勝は通算8回目で、優勝賞金900万円を獲得した。2着は寺田祥、3着には金子拓矢が入った。

 辻がG1舞台で、史上23人目の全24場制覇を成し遂げた。ピットに引き揚げると、「めっちゃ、うれしい」と笑みをこぼした。G1優勝での記録達成は、1985年5月に徳山MB大賞(現在はG2)で成し遂げた彦坂郁雄(引退)以来の偉業だ。

 優勝戦は、節間より大幅に気温が下がっても動じなかった。「秋の気配で、どう調整しようかと考えたけど、56号機が『ペラは叩かなくていいよ』と言ってくれた」と、エンジンは好仕上がりのままだった。レースはスリットでほぼ横一線。コンマ18のSながらも難なく逃げた。

 3月のSG・クラシック(浜名湖)で選手責任の整備違反。そのペナルティーで、グランプリも含めて来年8月のメモリアルまでSGに出場できない。復帰できるのは、同10月のダービー以降になる。「自分で迷惑をかけたから。一戦一戦を走れることが幸運」。1年後のSG復帰に備えるために、今後の活躍を誓った。

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