【小倉記念】バンドワゴン力強くはじけた!石坂師が合格点「いい動き」

 「小倉記念・G3」(6日、小倉)

 力強くはじけた。バンドワゴンの最終リハは2日、栗東坂路で単走。序盤から引っ張りきりの手応えで、手綱を緩めたラスト1Fは一気にギアを上げた。徐々に加速する理想的なラップで、4F52秒8-38秒3-11秒9。石坂師は「ケイコは動く馬だが、きょうもそう。強めの調教で、コンマ1秒ながら、最後は12秒を切った。いい動き」と合格点を与えた。

 担当の久保助手も「具合はいい。歩きもスムーズで硬さはない。カイ食いもめちゃくちゃええな」と好感触だ。3歳春のきさらぎ賞2着以来、約3年4カ月ぶりの重賞出走となった前走の鳴尾記念は7着。「相手が強かった」と師は完敗を認めたが、今回はハンデ戦で斤量が2キロ減に。「54キロ。その点はいい」と条件変わりで反撃を狙う。

 3歳春に脚部不安を発症し、2年間も戦線離脱。指揮官は「致命的な故障になるところだったが、復帰して二つ勝ってくれた。よく走ってくれている。何とか復活して、ここも走ってほしい」と期待する。勝てば厩舎のJRA重賞50勝目。苦難を乗り越えた愛馬と、節目の白星を目指す。

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