【神戸新聞杯】2着マジェスティ菊切符

 「神戸新聞杯・G2」(22日、阪神)

 7番人気のマジェスティハーツが2着に入り、菊花賞(10月20日・京都)への優先出走権を獲得した。

 4角では最後方にいたが、直線で大外に持ち出すと、もたれるしぐさを見せながらも一気に駆け上がった。上がり3F33秒6はメンバー最速。勝ち馬に2馬身半差及ばなかったが、強烈な末脚で一躍、大舞台に名乗りを上げた。

 森はコンビを組んで3戦目。2連勝と勢いに乗っての参戦だった。鞍上は「折り合いだけと思っていた。もたれながらも“勝てるのでは”という脚を使ってくれた。きょうの雰囲気なら距離が延びても大丈夫そう」と本番での活躍を期待した。

 ただ、規定によりJRA通算勝利数が31勝未満の騎手はG1(JG1を除く)に騎乗できない。現在、森は15勝で非常に厳しい状況。そのため、松永昌師は「武豊騎手に依頼しています」と、菊花賞4勝ジョッキーとのコンビ復活を示唆した。春にはかなわなかったダービー出走のうっぷんは、秋の淀で晴らす。

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