【きさらぎ賞】バッドボーイ力強く加速

 「きさらぎ賞・G3」(3日、京都)

 描いた通りの内容に、指揮官のほおも思わず緩んだ。バッドボーイは31日、石橋守(レースは勝浦)を背に、栗東CWでヤマニンファラオ(4歳オープン)と併せ馬。3馬身ほど後方から僚馬を射程に置くと、じわじわと加速して残り3Fで並びかける。直線では力強い脚さばきで半馬身先着した。

 5F65秒9‐37秒6‐12秒1。見届けた河内師は「前半をセーブして、しまいを伸ばすように指示した。思い通りの追い切りができた」と満足そう。「ここまで順調にメニューをこなしてきたし、万全の状態でしょう。体重は増えているけど、太め感はない。実が入ってきたね」と目下の好調ぶりをアピールする。

 前走のラジオNIKKEI杯2歳Sは7頭立ての5番人気ながら、断然の1番人気を集めたエピファネイアに0秒1差の2着と健闘。押し出されてハナを切る格好になったものの、ゴール前でしぶとく食い下がった。

 「自在性ある馬で、どこからでも競馬ができる。場所が変わるとイレ込むところもあるので、近い京都はいいね。この馬の良さを生かせれば結果はついてくると思う」と師は自信の表情。初勝利を挙げた舞台で、持ち味を発揮するのみだ。

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