【きさらぎ賞】リグヴェーダ不安を一蹴

 「きさらぎ賞・G3」(2月3日、京都)

 不安を一蹴した。降雪で中止となった京成杯を回避し、仕切り直しの一戦を迎えるリグヴェーダが30日、栗東CWでハツラツとした動きを披露。ファーザモア(3歳未勝利)とサトノシーザー(4歳500万下)を追走し、直線の追い比べで力強く最先着。6F82秒5‐37秒2‐11秒8の好時計をマークした。

 馬体の回復をアピールするかのように、ゴール板を過ぎてからも追われる熱の入れよう。初めて手綱を取った浜中は「乗りやすいですね。良血馬らしく、柔らかくてバネがある。調教しか乗っていませんが、少しの時間で素質を感じました」とVへの手応えをつかんだ様子。池江師も「時計の出やすい馬場を考慮してもいい動きでした。馬体も元に戻っています」と力強くうなずいた。

 一歩ずつ、着実に地力強化を図る池江厩舎には珍しく、新馬Vから飛び級で重賞へチャレンジ。指揮官の「初戦は素質だけで勝てた。すぐに京成杯を使おうという気になりましたからね」というコメントが、同馬の奥深さを感じさせる。ピンチをチャンスに変えて、無傷の2連勝で一気にスターダムへと駆け上がる。

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