【東京新聞杯】リアル好感触!気合乗る

 「東京新聞杯・G3」(3日、東京)

 調整方法に変化を加えて復活Vを狙う。リアルインパクトは31日、美浦Wで最終追い。併せ馬ではなく、単走追いでフレッシュさを保つ作戦に出た。陣営は効果に手応え十分。11年安田記念以来となる勝利を目指す。

 充満したエネルギーを爆発させ、力強い伸びを披露。マイルCS5着以来の実戦となるリアルインパクトが、パワフルな走りで美浦Wを駆け抜けた。

 単走でスタートし、リズム良く3~4角をクリア。直線では鞍上の仕掛けに応えて四肢を豪快に回転させた。4F52秒3‐37秒5‐12秒7。「昨年の暮れは併せ馬で負荷をかけていたけど、フレッシュな状態で出走させたいので単走追い」と意図を説明した橋本助手は、パワーみなぎる姿に好印象を抱く。「元気があって、気合乗りもいい」。本来の活気は戻りつつある。

 3歳馬として史上初の安田記念Vを成し遂げた実力馬も、昨年は5戦して連対なし。遠ざかっている美酒を味わうため、陣営は調整方法に変化を加えてきた。その効果はてきめん。1年前との比較について「当時は毛ヅヤが悪く、冬毛も伸びていたんです。でも今年は大丈夫。馬体に張りがある」と手応え十分に語った。

 ハードなトレーニングを課していない分、太め感は残っているという。それでもメンタル面の充実と肌ツヤの良さが、橋本助手を冗舌にさせる。「関東圏では格好をつけてくれる馬。春へ向けていいスタートを切りたいですね」。舞台は安田記念と同じ府中のマイル戦。生まれ変わったリアルインパクトが、思い出の地から再度の頂点奪取を目指して羽ばたく。

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