西武・栗山、パCS史上初6打点 「出来過ぎ」2戦連発も

 「パCSファイナルS・第2戦、西武13-5ソフトバンク」(18日、メットライフドーム)

 西武打線が11安打13得点の大爆発。栗山巧外野手(35)が初回の先制3ランを含むパ・リーグのCSでは初となる1試合6打点の大暴れ。アドバンテージの1勝を含む通算成績を2勝1敗とした。

 本拠地の大歓声を背に、レオ戦士が勇ましくスタンドに手を振った。王者が前夜の敗戦を取り返す2桁13得点で快勝。辻監督は「本当に苦しかったけど、打線が調子いいからね。よく打ってくれました」。自慢の打線が機能したことを喜んだ。

 西武一筋17年目のベテラン栗山が勝利へいざなう大仕事だ。初回2死一、二塁。ミランダのチェンジアップをフルスイング。打った瞬間、右翼席への着弾を確信した先制3ランだった。「もう完璧でした。自分では出来過ぎのスイングで、笑っちゃいました」。2試合連続本塁打でチームを勢いづけた。

 ベテランは3点差の六回にも一塁強襲の適時内野安打。七回2死満塁では中前へ2点適時打を放ち、パ・リーグCS史上初の1試合6打点。負けじと浅村も二回の左越え3ランを含む2安打3打点。「全員で勝った1勝。チーム一丸となって戦った」と胸を張った。

 王者が底力を見せ、アドバンテージの1勝を含む通算成績を2勝1敗とした。栗山は言う。「優勝してCSを迎えているわけですから、当然僕たちが日本シリーズに出るものと思っている。負けられない」。08年の日本一を知るベテラン。栄冠を手にするまで打ち続ける。

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