ドラフト６位入団の阪神・緒方凌介外野手（２２）＝東洋大＝が３日、怪物ルーキーに挑戦状をたたき付けた。「今の注目の的は藤浪ですけど、実戦が始まったら、その立場を奪いたい」。自慢の強肩と勝負強い打撃で、主役の座を奪い取る覚悟だ。

　新庄剛志‐。広い守備範囲と鉄砲肩で聖地をうならせたタテジマの先輩を理想像に描いた。

　「何度か甲子園に足を運びましたけど、レーザービームのバックホームでアウトにしたのは印象に残ってますね。新庄さんから受けたインパクトを引き継いで、今度は僕がファンの方に与えたい」

　阪神のドラフト６位ルーキー・緒方凌介外野手（２２）＝東洋大＝が２日、大阪市内の長居運動公園で始動した。昨年末に母校・ＰＬ学園出身の福留孝介外野手（３５）の入団が決定し、高校時代に数々の伝説を残した先輩に弟子入りを志願。

　「同じチームでやらせてもらえるのが楽しみ。学ぶところがたくさんあるので学ばしてもらいたい」

　学ぶべきポイントは「プロでどう生き抜いていくか」。昨年７月に右膝の手術を受けており、現在は「ケガをしない体づくり」を目指している。