ドラ6緒方、福留先輩に弟子入り志願

 阪神のドラフト6位ルーキー・緒方凌介外野手(22)=東洋大=が2日、大阪市内の長居運動公園で始動した。昨年末に母校・PL学園出身の福留孝介外野手(35)の入団が決定し、高校時代に数々の伝説を残した先輩に弟子入りを志願。プロの世界で生き抜く術を学び、かつてのライバル・大阪桐蔭勢とタッグを組んでリーグ制覇を誓った。

 ウソか本当か‐。高校野球の名門・PL学園に脈々と“福留伝説”が受け継がれていた。そんな大先輩が昨年末、阪神に加入することが決定。大阪の澄んだ空の下、ドラフト6位の緒方は「同じチームでやらせてもらえるのが楽しみ。学ぶところがたくさんあるので学ばしてもらいたい」と目を輝かせる。

 「『1年生のときに、最初の試合で3本のホームランを打った』『右翼後方のテニスコートまで飛ばした』という伝説も聞いてます。距離で140メートルくらいですかね」。こんな数々の逸話を口にする緒方の声は弾んでいた。同じ左打ちの外野手でPL学園出身の大先輩をお手本にしない理由は見当たらない。

 学ぶべきポイントは「プロでどう生き抜いていくか」。昨年7月に右膝の手術を受けており、現在は「ケガをしない体づくり」を目指している。この日はランニングやウエートトレなどで約3時間、みっちりと汗を流した。大きな故障もなく、日米通算15年目を迎える福留の練習法やケアの仕方は参考になるはずだ。

 ドラフト1位の藤浪や新加入の西岡、岩田ら阪神では大阪桐蔭勢が中心に座る。「桐蔭と戦うのは気持ちが違った」とPL時代、目下のライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。「もう同じチームなので一緒にリーグ優勝目指して頑張りたい」と力を込めた緒方。母校の絆を最大限に生かして、プロの世界を生き抜く。

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