【糸井嘉男氏の眼】なぜ巨人打線は阪神・高橋投手に差し込まれたのか 狂わせたわずかな「間」

 「巨人0-2阪神」(28日、東京ドーム)

 阪神の高橋遥人投手(30)が1638日ぶりの完封勝利。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏は「きょうは高橋投手」と大絶賛だ。

  ◇  ◇

 きょうは高橋投手でしょう。それに尽きますね。度重なる手術を乗り越え開幕カードで完封勝利。素晴らしいピッチングでした。テルにも今季初タイムリーが出て、先発投手と4番で勝った。まさにナイスゲーム!

 高橋投手の特長は何と言っても「球持ちの良さ」です。右足が地面に着いてからも、なかなかボールが出てこない。このわずかな「間」に相手バッターはタイミングを狂わされます。そこにスピンの利いた強いボールがやって来る。巨人のバッターはみんな差し込まれていましたね。

 テルはインコースの難しいボールをうまくさばきました。ボール気味でしたが、中川投手の一番いいボールを仕留めました。追加点が欲しかった場面で、さすが4番と言える仕事です。

 昨年のMVPだけあって、テルに対する巨人バッテリーの配球はインコースを厳しく攻めていた印象です。おそらくシーズン序盤で意識付けさせる意味合いもあるのかなと感じましたが、テルはインコースも器用に打てますからね。今年も間違いなくやってくれそうです。

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