阪神・岡田顧問 連覇へのライバルはDeNA&中日 「どう見ても阪神の力が抜けとるやろう」
セ・パ両リーグは27日にシーズン開幕を迎える。2023年に阪神を日本一へ導き、24年まで監督を務めた岡田彰布オーナー付顧問(68)が、阪神と優勝を争うセ・リーグを分析。阪神のリーグ連覇が最有力とした上で、中日、DeNAを強敵に挙げた。
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今年のセ・リーグは、どう見ても阪神の力が抜けとるやろう。巨人は岡本、ヤクルトも村上と4番がメジャーへ行って、相手チームの戦力が一番ない時やからな。リーグ連覇するチャンスのシーズンやと思うで。その中でライバルを挙げるなら、中日とDeNAやな。
中日は今年から本拠地のバンテリンドームにホームランウイングができてホームランが出やすくなってるけど、打線がやるのか、投手陣がやられるのか。これは実際にやってみんと、どっちに転ぶか分からんわ。
でもまあ球場は狭くなるけど、やっぱり投手中心の戦いになるやろう。戦力は整ってきてると思うよ。先発の金丸はええし、高橋宏もよさそうやし、ベテランも含めて駒はそろっとる。リリーフは守護神の松山が開幕に間に合わないのは痛いけど、4月上旬には1軍に帰ってこられるみたいやし、投手陣はある程度はやれそうかなと思うで。
だから、シーズンを通して考えたら、打線が援護できるかが大事になってくるよな。俺は新外国人のサノーがキーマンになると思うな。春季キャンプでバッティングを見た時に、「ひょっとしたら化ける可能性がある」と思ったんよ。あんまり強引に振りにいく感じじゃなかったからな。センターから右方向のバッティングができるし、パワーはあるから、狭くなったバンテリンやったら思い切り振らんでもホームランになるやろうしな。
打線は細川が4番に座って、岡林や田中とか1、2番で出塁してちょろちょろできるバッターはおるわけやから、サノーが複数のランナーを置いた場面で回ってくることは多いやろうしな。日本の野球に対応して5、6番を打てるようになったら怖い打線やと思うで。まずケガをしてる上林とボスラーが戻ってこんとあかんけどな。
中日は最近10シーズンでBクラスが9回で、最下位が4回もある。なかなか勝ててないっていうのはあるけど、阪神も17年間も優勝できてへんかって23年に優勝したんやから。そんな過去のことは関係ないわ。去年はセ・リーグで唯一阪神に勝ち越してるから、他のチームのような苦手な印象はないやろうし勢いに乗ったら怖いと思うで。
去年2位だったDeNAは、阪神以外のセ5球団の中では総合的には一番力があると思うな。
投手陣は先発で10勝のジャクソン、9勝のケイが抜けたことは痛いのは痛いけど、東がしっかりしているし、阪神から移籍したデュプランティエも去年を見ている感じでは今年もまあまあやると思うで。
あと、オープン戦の戦いを見てたら結構、細かいことをやってるような感じがするんよな。今までみたいな大ざっぱな野球じゃなくなってる可能性はあるよな。
でも、それが相川監督になったからなのかどうかはまだ分からん。DeNAはアナリストがいろいろと現場に意見を言うみたいやしな。今年は新しいアナリストが加わってるみたいやけど、アナリストが大きく変わってないっていうことは、監督が変わっても、シーズンに入ったら今までと同じ野球をするかもしれへんしな。どういう野球をするのかは見ものやな。
DeNAは本拠地が狭い球場やし、今年も打って勝っていく野球になっていくんやろう。
打線は牧、佐野とメンバーがそろってるし、若い選手も伸びつつある。だから、筒香が元気やったら点は取れると思うで。去年は夏場(※)からかなり打ってたし、今年はキャプテンにも就任したしな。アメリカから日本に復帰して今年は3年目で、34歳か。ああいう経験もあるベテランが打って、中心になって引っ張っていければ、チームは乗っていけると思うで。
オープン戦で軽いアクシデントはあったみたいやけど、それまで調子が良さそうやったし、筒香がDeNAのキーマンになると思うよ。
※筒香は25年に8月以降、33試合出場して打率・291、14本塁打、33打点を記録した。
