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大野氏、虎投再生「メンタルが最重要」

 伝説の左腕が、虎投の根性を鍛え直す!阪神の臨時コーチを務める大野豊氏(59)が3日、秋季キャンプが行われている高知県安芸市に入った。この日、キャンプに合流した掛布雅之DC(59)とともに4日から投手陣の指導に当たる。大野氏は榎田、小嶋、藤原らの名前を挙げて、対話を中心に、託された左腕再生に全力を注ぐ。

 野球人としての熱い思いがあふれ出した。広島一筋22年の左腕が、託された猛虎再建。球団の垣根を越え、大野氏は経験すべてを阪神投手陣のために伝えるつもりだ。

 「心技体すべてがそろって初めてプロ。だけど一番大事なものは『心』。メンタルがもっとも重要なんです」

 優れた技術、恵まれた体格があろうとも、それを生かせる「心」がなければ宝の持ち腐れ。伸び悩む阪神左腕に足りないものを、一文字に集約させた。

 現在、同キャンプに参加している左腕は榎田、小嶋、藤原、山本、育成・島本。そこに4日から合流する岩貞を加えた6投手だ。特に榎田、小嶋、藤原には「数字を残しているのに、なぜ伸び悩んでいるか」と原因を探り、助言を与えていく。

 軟式野球からドラフト外でプロ入りした大野氏。「僕は本当にヘタクソだった」。プロ1年目の初登板の阪神戦では1/3回5失点、防御率135・00がスタートだった。悩んでいる自分が嫌になり、自己改革に取り組んだことが、22年もプロで活躍するきっかけになったと明かした。

 たたき上げの苦労人だからこそ伝えられるもの。悩むのではなく、考えてほしいと願う。「悩むことは消極的。でも考えることは前向きだから。自分を変えることはできる。僕ができたんだから」。

 仕事の都合で4、5日に指導し、一度安芸を離れる。2日間で教えることは技術ではなく、精神論だ。できると思え。変われると思え-。「マウンドでは闘争心が必要」。弱気な心を排除し、虎投に現役時代の大野氏のような鉄の心を植え付ける。

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