ブラジル、引き分け発進 不発のネイマール主審に苦言

 17日、スイスと引き分けに終わり、肩を落とすブラジルのネイマール(共同)
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 「ロシアW杯・E組、ブラジル1-1スイス」(17日、ロストフナドヌー)

 最多5度の優勝を誇るE組のブラジルは前回16強のスイスと1-1で引き分けた。FWネイマール(26)=パリ・サンジェルマン=はシュート4本を放つも、無得点に終わった。

 肩を落として引き揚げた。金髪の独特なヘアスタイルで登場したFWネイマールは、ブラジルを白星スタートに導けず「W杯は簡単な戦いじゃない、ということが分かった試合になった」とうなだれた。大会前に右足故障から約3カ月ぶりの復帰を果たし、W杯初戦でフル出場にこぎ着けたが、ドローでは満足できるわけもない。

 まだ復帰3戦目で本調子からはほど遠い。それでも守備をほぼ免除された役割であれば、ゴールに絡むプレーが求められる。後半33分のミドルシュートはGKにキャッチされ、同43分には右クロスを珍しく頭で合わせたがGKの正面を突いた。

 予想通り、相手の厳しいタックルの標的ともなった。主審の笛が鳴らない場面もあれば、時には悪質な反則で倒される場面も。試合後は足を引きずりながら取材エリアに現れ「主審が注意して見ていないのであれば、サッカーにとっては良くないこと」と苦言を呈した。

 自国開催だった4年前は華麗な足技と得点力で国民を熱狂させたが、準々決勝で負傷離脱してチームはベスト4止まり。しっかりと状態を上げて今大会こそ、サッカー王国の「10番」として頂点へ導く。

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