C大阪の“不敗神話男”為田大貴 SNSで話題も「そっとしておいてほしいです」
J1C大阪のMF為田大貴(28)が17日、広島戦(18日・Eスタ)に向けたオンライン取材に応じた。5位・C大阪と7位・広島の対決を前に「好調同士という感じにはなりますけど、僕たちは本当にやることは変わらないですし、チームとして迷いというのはまったくない」と自信を見せた。
今季、為田が出場した公式戦でC大阪は15戦無敗。リーグ戦10試合(6勝4分け)、ルヴァン杯4試合(3勝1分け)、天皇杯1試合(1勝)。為田が出るとチームは負けず、“不敗神話”がささやかれ始めた。
本人の耳にも届いている。「そういうふうになっていますし、半分来たんで自分でも意識はしないようにはしていますけど、結構続いているなというのは感じています」とリーグ戦折り返しの17戦目を迎える状況での“不敗”について語った。
一方で自身の考えを示した。「チームとして負けなしだったらすごいですけど。僕個人が負けている試合に実力的に出られていないだけなので。そういう意味では今後、負けている試合でも出られている状況の方が自分的にはいい一年になると思う」。出場できない試合を減らすことを目指している。“神話”がSNSなどで話題になりつつあることにも「そっとしておいてほしいですね」と思いを語った。
左MFで出場する為田は左サイドバックとの関係性も重要となる。しかし山中亮輔が11日のルヴァン杯・湘南戦(レモンS)で右内転筋筋損傷を負い、全治3~4週間の診断。丸橋祐介も10日に左膝骨軟骨損傷の手術を行い、全治6カ月で離脱している。
小菊昭雄監督は広島戦での左SBについて「いくつかの選択肢の中からしっかりと考えていきたい」と起用選手は明かさなかった。為田は「ずっとやってきている選手たちなので、初めましての人でもないので、お互いの特徴も分かっている。そんなに心配する必要というか、不安に思いすぎることはない感じですね」と問題なしを強調した。