J1神戸のDF酒井高徳(30)と今季新加入のDF槙野智章(34)の元日本代表コンビが開幕を前にインタビューに応じた。昨季はクラブ史上最高の3位となりアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。名古屋戦(19日・豊田ス)で開幕する今季への意気込みを語った。
-W杯ロシア大会に出場した2人が神戸で共闘する。
酒井「知ってる通りの槙野君が来たなという感じですね。神戸の選手には経験値の差がどうしてもある。経験を伝えられるのは経験のある選手しかいない。その一人として若手のいい刺激になってくれたらと思いますね」
槙野「来た時の印象は高徳や(山口)蛍など経験ある選手がものすごくチームにいい影響を与えて、後輩たちがそれを見てトレーニングに取り組んでいる姿勢が見えた。逆に僕も学ぶものが多い。僕が伝えられるものは試合中でのピッチでの役割だったりだと思う。普段から勝つ上での勝ち癖などを植え付けていければ」
-クラブは「アジアNo.1」の目標を掲げる。浦和時代の17年にACLを優勝した。
槙野「Jリーグでやるプレー、戦術はアジアでやるものとはまったく別物だと思います。レフェリーの質などいろんなところでの条件も変わってくる。チームが掲げるアジアチャンピオンというところに対しては自分の伝えられるものはあると感じています」
-3月15日のプレーオフ(ノエスタ)の相手はメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に決まった。
酒井「まずは(J1)開幕がある。勢いがつくのが一番大事。去年も開幕戦に勝ったことが少なからず最終節まで響いたはず。アウェーからですけど、いい形で開幕戦に勝つことがACLにもつながってくる」
-今季のチームをどう見ている。
酒井「ベースは去年続けたところはしっかりやる。神戸の勝ち方、神戸がやってきたところに、昨シーズンの自信を持って、プラスアルファ選手層で戦うことができれば。昨年はヨッチ(武藤)、サコ(大迫)が最初からはいなかったし、今年は槙野君、汰木、タカ(扇原)も来ている。違うサッカーがまた展開できると思う」
-関西の紙面は阪神が1面を独占している。この状況をどう見ている。
槙野「僕の手法はメディアを巻き込むやり方。ヴィッセルが掲げている目標や、選手のクオリティーなど知ってもらい街の方たちと一緒に強くなって目標を達成したい。それこそフラワーロードに選手の顔やエンブレム、フラッグがあればいいなと思ったし、週末の試合で街から人が消えてスタジアムに行くようなサッカー文化を神戸で起こしたい。プライベートでも神戸のユニホームを着て買い物しているとか、ご飯を食べてるような家族を見られたら、すごくこの街に来て良かったと思う。僕らがピッチで活躍し、結果を届けることがそれにつながる。そういう街づくりができればと思っています」
-26日のホーム開幕戦・福岡戦では来場者先着2万人ににブランケットのプレゼントもある。「神戸新聞デー」としてデイリースポーツなど神戸新聞グループが盛り上げる。
酒井「無観客でも結果を出すことがテレビ越しでもサポーターにできる恩返しと思ってやってきた。同じ気持ちでやりますけど、目の前にファンがいて、応援してくれる、喜んでくれるというのは選手として力になる。コロナ禍ではあるが、できるだけたくさんの人が来て、また来たいと思ってもらえるような試合をしたい。自分自身のパフォーマンスも含めて、神戸を少しでも盛り上げていければ」
-「神戸新聞デー」のマン・オブ・ザ・マッチは賞金100万円が贈呈される。
槙野「俺100万とったら選手にあげよ」
酒井「言ったね。今の使ってくださいよ(笑)」