広島加入の浅野、ニュージャガー襲名じゃ 兄・拓磨“留守中”に愛称奪う

 J1広島の新加入選手発表会見が11日、広島市のホテルで行われた。J2水戸から移籍のMF浅野雄也(22)は、13年から16年まで広島に在籍していた日本代表FW浅野拓磨(25)=パルチザン=の弟。「兄がいたこともあり、応援していたチームに加入できてうれしく思う。与えられたポジションでしっかり結果を出すだけ。攻撃の選手として得点にこだわってやっていきたい」と意気込んだ。

 背番号は兄が3年間付けていた「29」に決定。「最初、聞いた時は最悪や!って思ったけど、よく考えたら兄のユニホームを買ってくれた人が次は自分にファンになってくれるかもしれないと思ったので、今は大好きです」と笑わせた。

 兄はスピード感あふれる攻撃的なプレーで「ジャガー」の愛称で親しまれた。自身のニックネームについて雄也は「自分もどちらかというと兄とプレースタイルは似ていると思う。今、ジャガー(兄)は日本にいないので、奪っちゃおうかなって思ってます」と、ニュージャガー襲名に意欲を見せた。

 ◆浅野雄也(あさの・ゆうや)1997年2月17日生まれ。三重県出身。ポジションはMF。170センチ、64キロ。四日市四郷高から大体大を経て19年にJ2水戸に入団。同年8月に広島に完全移籍したが、引き続き期限付き移籍の形で水戸でプレーした。水戸では34試合出場4得点。

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