川崎が粘勝!逆転V3いける 鹿島の猛攻耐えカウンター

 「明治安田生命J1、鹿島0-2川崎」(9日、カシマサッカースタジアム)

 川崎はDF山村和也(29)の先制ゴールなどで前節首位の鹿島を2-0で下し、3連覇に望みをつないだ。鹿島は3位に後退した。FC東京はFWディエゴオリベイラ(29)がPKを決めて磐田に1-0で競り勝ち、首位に返り咲いた。横浜Mは札幌を4-2で下し、4連勝で1差の2位。神戸は名古屋に0-3で完敗した。

 攻められ、押し込まれながら、川崎がセットプレーとカウンターで寄り切った。「僕たちは勝つしかない」とはGK新井。攻撃的なパスワークという“らしさ”は一時封印。鹿島のお株を奪う老練な戦いぶりで、逆転3連覇に望みをつないだ。

 後半開始から危機の連続だった。3、5分にあっけなくシュートを浴び、6分の大ピンチにはDF車屋が無人のゴールのカバーに入り、間一髪、シュートブロックして命拾いした。転機は同17分だった。敵陣右サイドで得たMF家長のFK。ゾーンで守る鹿島に対し、186センチのDF山村が外に逃げるように回り込み、高く伸び上がって頭で合わせた。

 同26分、自陣深くから発動したロングカウンター。MF阿部、DF守田、FW小林とつなぎ、80メートルの距離を爆走したMF長谷川が右足で押し込んで勝負あり。残り2戦で首位と勝ち点5差。小林が「(逆転優勝は)ゼロではない」と言えば、守田は「望みはまだまだある」と強気だった。

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