追加招集の乾、離脱の中島の「思い背負ってやる」

 「アジア杯・1次リーグF組、日本-トルクメニスタン」(9日、アブダビ)

 2大会ぶりのアジア杯制覇を目指すサッカー日本代表に追加招集されたMF乾貴士(ベティス)が現地6日未明、アブダビ市内の宿舎入りしてチームに合流した。右ふくらはぎ痛のため、大会直前に無念の離脱となったMF中島翔哉(ポルティモネンセ)の思いも受け継いで戦うことを誓った。

 ロシアW杯で日本の16強入りに大きく貢献したアタッカーが、代表に帰ってきた。約半年ぶりとなる代表活動への参加に「ずっと代表に対する思いはありました。代表の試合も見て、若い選手がすごい躍動しているのを見て、一緒にやってみたい、そこに入ってみたいなという思いはあった。こうやって追加招集でも来られるのはありがたいですし、ちょっとでもチームの役に立てるように頑張りたい」と意気込んだ。

 アジア杯は、PK戦の末に準々決勝で敗退した15年大会に続いて2度目。「前回大会は自分自身もスタメンで出してもらっていましたけど、何もできずに終わってしまった。ここで借りを返したいという気持ちもあります」と意欲を語る。

 そして中島の思いも背負って戦うという。大会を前にチームを去る中島の思いを「翔哉があれだけ期待されて、でもケガで、悔しい思いをしていると思う」とくみ取る。その上で「アイツがああやってプレーで楽しんでいる姿を見て、自分もそっちタイプなので、自分も代わりにって言うわけではないが、ああいう思いも背負いながら、楽しいサッカーを表現できるようにやっていければ。あとはその中でしっかりと結果を出せるようにしていきたい」。

 引き継ぐのは「10」の背番号だけではない。

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