【森保監督インタビュー3】22年カタールW杯に向け19年は「昇」

 サッカー日本代表と、東京五輪代表チームを兼任する森保一監督(50)がインタビューに応じた。2019年は1月のアジア杯を皮切りに、南米選手権、カタールW杯アジア予選など重要な試合がめじろ押し。ロシアW杯終了後に誕生した、日本人としては初の兼任監督にとって、東京五輪本大会の前年でもあり、重要な一年。指揮官の声を3回に分けてお届けする。最終回は、程なく初戦・トルクメニスタン戦を迎えるアジア杯、そして指揮官が描く日本代表の未来絵図について。

 -2019年最初の代表活動はA代表監督に就任後、初の公式大会となるアジア杯。1次リーグ展望については。

 「中央アジアのチームは一人一人の基本技術のベースが高く、局面で非常に強さを発揮してそこから攻撃につなげるのがあるチームだと思っている。実際やってみないと相手もわれわれの分析をしてくると思うので、分からないが、いい守備からいい攻撃にというのは持っているチームだと思うので、われわれがそこのベースの部分で切り替えを早くすることや、その状況に合わせてプレーすることとカウンターを狙う相手であれば攻撃を完結させる、やり切るというところは持って表現しながら戦わないといけない」

 -19年は、9月からカタールW杯のアジア予選も始まる予定。アジア杯では、アジア内での強さを見せつけたい部分もある

 「ライバルは強い国がいっぱいあると思うので、まずはどの国も厳しい戦いになると思う。その中で自分たちが力をつけ、対戦相手を上回って打ち勝てるというところだと。世界での戦いとはもちろん違う戦いになるのは考えていかなければいけないが、われわれが強ければアジアであっても世界であっても変わりはない。分析・研究することは大切だと思うけど、相手にとらわれすぎて、われわれの力、自分たちの力を発揮できないということにならないようにしたい」

 -選手として1992年のアジア杯で優勝。その体験はどう生かされるか。

 「分からないけど、勝った喜びはまた味わいたいなと思う。優勝の喜びは何度味わってもいいと思うので、あの時の優勝した後の幸せな気持ちにまたなれるようなモチベーションを持ってやっていきたいと思う」

 -就任から一貫して、日本代表を成長させていきたいという話をする。2022年のカタールW杯までの4年間という期間で、目指すべき到達点はどう見据えているのか。

 「どういうものかは分からないですが、成長曲線は右肩上がりがいい、高くなればなるほどいい。そればかりではないかもしれないが、より高くなれば高くなるほどいい。そこに限界はないと思う。カタールW杯ではベスト16の壁を越えたいという思いは持ってやっている。ロシアW杯では最後にベスト16負けて、これまで以上の成績にははならなかった。自信とともに、悔しさを持って、選手とスタッフで次の壁を乗り越えたい」

 -最後に、2019年の目標を漢字一字で表すならば

 「最初に出てきたのは『昇』ですね。常に自分とチームが成長曲線、上昇曲線の中にいられるようにしたい。『登る』でもいいですね。常に上に進めればいいですけど、歩みを止める、前進することが難しくなることもあるけど、上を見ていきたいなと思います」

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