FW原口、ハリル監督にアピールだ ウクライナ戦へ自信「やりやすい」

 「国際親善試合、日本-ウクライナ」(27日、リエージュ)

 ベルギーに遠征中のサッカー日本代表は25日、国際親善試合・ウクライナ戦(27日・リエージュ)に向けて練習。1-1に終わった国際親善試合・マリ戦から一夜明け、練習を再開した24日には、マリ戦で出番がなかったFW原口元気(26)=デュッセルドルフ=が「ウクライナの方がやりやすさはあると思う」と語り、同戦での躍動を誓った。

 チームに漂う暗い空気を一掃する。マリ戦の控え組で行われた一夜明け練習で、みっちりと負荷の高い練習を終えた原口は「(練習時間が)長かった。最長らしいです」と笑った。

 ピッチへの渇望を持って凡戦を眺めていた。マリ戦は出場なしも、自分が出た場合は-と考えを巡らせて試合を見つめた。「変な話、引いて受ける役割をしてもいいし、あまりにも裏、裏になっていたのでメリハリもつけたいなと思った」。

 今冬、出場機会を求めてドイツ2部のデュッセルドルフへ。2月上旬、試合中に脳振とうを起こして一時離脱したものの、所属先では存在感を放っている。コンディションも向上し「今の方が、いいものを出せるかな」と話していた。

 ウクライナ戦に向けて「次はヨーロッパ(勢が相手)なので、自分や、海外でやっている選手が多いからやりやすさはあると思う」と話す。多くの選手が反省と改善の必要性を訴えたマリ戦とは、違ったハリルジャパンの姿を見せつける。

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