昨季、悲願のリーグ初制覇を達成したＪ１川崎が１１日、川崎市内の川崎大師で必勝祈願を行った。

　昨季のリーグＭＶＰ・得点王のＦＷ小林悠、大黒柱のＭＦ中村憲剛らと共に、Ｊ１・ＦＣ東京から２年ぶりに川崎へと復帰したＦＷ大久保嘉人、昨季途中からはＧ大阪でプレーしたＦＷ赤崎秀平ら新戦力も顔をそろえた。復帰のＦＷ大久保に対しては、集まったサポーターからも温かい声援が飛び、大久保も「去年より多くのタイトルを獲得できるように、貢献したい」と誓った。

　突然の復帰あいさつだった。必勝祈願を終え、川崎大師の大本堂から大久保が姿を現すと、境内に集まったサポーターから「嘉人、おかえり！」など歓迎の声があがった。大久保は照れくさそうに手を挙げて応じていたが、そこでサポーターからいきなり拡声器を手渡された。そして「みなさんこんにちは。本当にここに立っていることをうれしく思います。今年は、去年よりも多くのタイトルを獲得できるように、貢献できるように頑張っていきたいです。『川崎の嘉人』として、また応援をよろしくおねがいします」とあいさつ。大きな拍手で迎えられた。

　大久保は、１３年から４シーズンにわたって川崎に在籍。１３～１５年には３年連続でリーグ得点王に輝き、１６年からＦＣ東京へと移籍していた。