C大阪・杉本“ネズミ”発症?肋骨骨折に加え左足首…代表離脱濃厚、最悪除去手術も

 東アジアE-1選手権に臨むサッカー男子日本代表は5日、東京都内で合宿2日目の練習を行い、左肋骨を骨折し左足首も痛めているFW杉本健勇(25)=C大阪=は2日連続の別メニュー調整となった。複数の関係者によると、左足首はネズミと呼ばれる遊離軟骨を発症している疑いがあるとみられ、6日にも代表を離脱することが濃厚。最悪の場合、除去手術を行う可能性もある。また、追加招集で代表初選出となったDF室屋成(23)=FC東京=が先発メンバーに抜てきされる可能性が高まった。

 気鋭のストライカーが思わぬアクシデントに見舞われた。左肋骨を骨折し、左足首も痛めているFW杉本は2日連続の別メニュー調整となった。複数の関係者によると、左足首はネズミと呼ばれる遊離軟骨を発症している疑いがあるとみられ、6日にも代表を離脱することが濃厚となった。帰阪後に検査を受け、保存療法も含めた治療法を探っていくが、最悪の場合は除去手術に踏み切る可能性もある。

 この日はバスで練習場に入ると、隣接する国立スポーツ科学センター(JISS)に直行。リハビリを行い、患部の検査を受けた。痛む左足を引きずりながら詰め掛けたサポーターにファンサービスを行い、努めて明るく振る舞ったが、バスに乗り込む際には「ツイてないなあ、ここに来て」と無念の思いをつぶやいた。

 ロシアW杯へのアピールの場となるはずだった東アジアE-1選手権の欠場はもちろん、23日の天皇杯準決勝・神戸戦(ヤンマー)出場も困難な状況となり、C大阪にとっても大きな痛手となった。

 今季は自己最多22得点と大きく飛躍。今夏に続き欧州移籍を模索しており、スペイン1部ヘタフェなどが獲得に乗り出している。3日の契約交渉でクラブ側は慰留したが、一方で本人の意向を尊重する方針。杉本は年内決着を目指す考えだが、不測の事態が欧州移籍に影響を及ぼすこともありそうだ。

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