森保新監督「メダル獲る」 サッカー五輪代表監督就任会見

 2020年東京五輪でサッカー男子の日本代表を率いる森保一監督(49)は30日、東京都内で就任記者会見に出席し、「全身全霊で五輪に向かっていきたい」と抱負を語った。1968年メキシコ五輪以来52年ぶりのメダル獲得に向け、西野朗技術委員長(62)から「奇人、変人だと周りで言われるのが成功に結びつく」という“金”言を授けられた。初陣は12月にタイで行われる国際大会で、来年1月に中国で開催されるU-23アジア選手権にも参加する。

 実直な森保新監督が思わず、苦笑した。就任会見で、意表を突く“金”言をもらった。1996年アトランタ五輪代表を率いてブラジルを撃破、「マイアミの奇跡」と呼ばれる番狂わせを演じた西野委員長からの助言だ。

 「協会にも、JOC(日本オリンピック委員会)にも要望を出しすぎたとは思わないけど、(周囲から)そう思われました。当時、この監督はちょっと変、おかしいんじゃないかと、散々言われた。奇人、変人だと周りで言われるのが成功に結びつく」

 世界の舞台で勝つため、遠征や強豪国との対戦を迫ったという西野委員長は「ストレートに要求してほしい。予算のことはこれから(田嶋)会長にお話しします」と笑いを誘った。奇人、変人のススメ-。52年ぶりのメダル奪取への指令だった。それでも、森保監督は一つ一つ丁寧に言葉を紡ぎ、所信表明した。

 「自国開催で皆さんが望んでいることは間違いなく、メダル獲得。メダル獲得できるように頑張っていきたい。日本人の良さである連係、連動して攻守ともにゲームを戦う、そういうサッカーを目指していきたい。ロシアのW杯、22年のカタールW杯に多くの選手が行ってもらいたい」

 J1広島では「3-6-1」の布陣で3度の優勝に導いた。しかし、五輪代表では「選手を見極めながら柔軟に構えていきたい」とも。また、W杯初出場を逃した「ドーハの悲劇」の経験者として、「あれ以上に悲しい思いをすることはない。全てをポジティブに考えていくことを教えてもらえた経験」とも語った。

 28年ぶりに五輪出場の扉を開いた西野技術委員長から、“金”言とともに森保新監督へタクトは託された。実直、律義な男が奇人、変人になるのか-。20年東京で、52年ぶりにメダル獲得の扉を開く戦いがスタートした。

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