C大阪がルヴァン杯初の4強進出 アウェーゴール差で浦和下す
「ルヴァン杯・準々決勝第2戦、浦和2-2C大阪」(3日、埼玉スタジアム2002)
C大阪が初のルヴァン杯4強進出を決めた。昨年覇者の浦和との第2戦は2-2で引き分け。8月30日のホームでの初戦は0-0で引き分けており、2戦合計2-2。アウェーゴール数の差で勝ち抜けが決まった。
武器のセットプレーが威力を発揮した。前半10分、DF丸橋の左CKをニアに入ったFW山村が後方にすらした。フリーでファーサイドに詰めたDFマテイヨニッチが頭で押し込んで先制した。丸橋がゴール右上に完璧な直接FKを決めた。
「うまくいいところに飛んでくれた。狙い通りに入った。距離的に、近すぎず、遠すぎず、のいい位置。練習でも入っていないのに、試合で決められてよかった」。相手に重くのしかかった2点目を決めた丸橋はFK弾を振り返る。2日は27歳の誕生日だった。ゴール後にはサポーターからハッピーバースデーを合唱されて「初めてでした」と喜んだ。
準決勝はG大阪との大阪ダービー。左膝の負傷からこの日に復帰を果たした山村は「ダービーは勝ち越せていない。リベンジするチャンスをもらった。しっかりチャレンジしたい」と宣言。今季リーグ戦で1分1敗に終わっている宿敵への雪辱を果たして、初制覇へ王手をかける。