大迫 右足首超回復!突破弾誓う スタメン大丈夫「自分の手でつかみ取りたい」

 オーストラリア戦に向けて調整する大迫
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 「W杯アジア最終予選、日本-オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)

 6大会連続の本大会出場まであと1勝に迫った日本代表は30日、試合会場の埼玉スタジアムでオーストラリア戦に向けた最終調整を冒頭15分間を除く非公開で行った。センターFWとして先発出場が濃厚なFW大迫勇也(27)=ケルン=は「自分の手でつかみ取りたい」と最終予選突破弾を誓った。

 決戦前夜の高ぶりが、口を突いてあふれ出した。「(雰囲気は)自然と高まる。高まらない方がおかしい。こういう大事な試合の時にいられるというのは選手として価値のあること」。大迫にとっても「子供の時から見ていた舞台」と、W杯への思いは当然強い。14年ブラジルW杯では2試合に出場したものの無得点。「ブラジルでは何もできなかった自分がいたので、借りを返したい思いはある」と決意をにじませた。

 オーストラリアは代表初招集となった13年7月の東アジア杯(韓国)で代表初得点(2得点)を挙げた験のいい相手。日本がブラジル行きを決めた4年前は、代表入りすら果たしておらず、今回が自身初の最終予選だった。「自分の手でつかみ取りたい」と、W杯出場権獲得へ気持ちを前面に押し出した。

 7月31日に行われたボローニャとの親善試合で右足首の靱帯(じんたい)を損傷した。当初、所属するケルンのチームドクターにはオーストラリア戦の出場は「無理だ」と言われたという。だが、現地の日本人トレーナーの治療もあり「治りが思ったより早かった」。25日のハンブルガーSV戦でフル出場を果たし、大一番に間に合った。「メディカルの人たちに喜んでもらえる結果を出したい」と、感謝の思いをピッチで表現する。

 今や岡崎に代わって定位置となったセンターFWで先発のピッチに立つことが濃厚。「FWなんでまずは点を取ること。前の選手が戦うところを出せればいい」と得点へのこだわりを隠さない。「常にいい刺激を受けてきた」と話す左FW岡崎との相乗効果で日本の前線を活性化する。

 「やるべきことをやれば、いい結果が付いてくる。自分たちを信じることが大事になる」と言葉をつむいだ。W杯まであと1勝。信じるに足る研鑽を積んできた自負はある。

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