広島ドラ2・斉藤汰直「ブルペンでと決めている」新井監督が明言 150キロ超え連発1回三者凡退

 「オープン戦、広島2-3中日」(7日、マツダスタジアム)

 あいさつ代わりの零封じゃ!広島のドラフト2位・斉藤汰直(たいち)投手(22)=亜大=が7日、マツダスタジアムで初登板し、1回を三者凡退に封じる好投を見せた。これまでは先発と中継ぎの両にらみで調整を進めていたが、新井監督は「汰直はブルペンでと決めている」と起用法を明言。今後は勝ちパターン入りを目指していくことになった。

 鯉党からの歓声を浴びながら、斉藤汰は堂々とした足取りでベンチに歩を進めた。最速は152キロ。ダイナミックなフォームから解き放たれる直球と切れ味抜群のフォークがさえ渡った。本拠地初登板を1回無安打無失点で終え、「緊張感があった中で、良い結果で終われて良かった」と息をついた。

 2-3の八回から5番手として登板。「引っかけた球も多かったけど、ある程度ゾーンで、しっかり勝負できた」という直球は150キロ超えを連発した。先頭のカリステを直球で押し込んでの遊ゴロに仕留めると、次打者・上林は二ゴロに打ち取った。

 「自分自身の安心材料」と語るほど、大きな信頼を置くフォークも納得の出来。2死から対峙(たいじ)した味谷には直球を4連投して最後は外角に落ちていくフォークで空振り三振。「真っすぐで本当は抑えたかったけど、いいフォークを投げられて良かった」とうなずいた。

 「真っすぐがある程度いい感じに投げられるとフォークにもつながってくる」と2球種の連動性を大切にする。この日は、その両方に一定の手応えを感じ取り、「フォームの安定性や再現性が良くなってきてるかな」とはにかんだ。

 先発の即戦力候補としてドラフトで指名され、自らも「先発で2桁勝利」を1年目の目標に掲げてきた。キャンプでも開幕ローテ入りを見据えた調整を進めてきたが、先発した2月21日のDeNAとのオープン戦(宜野湾)で2回3失点。1日の楽天とのオープン戦(倉敷)では中継ぎとしてマウンドに上がり、適性を探っていた。

 その中で新井監督は、この日の斉藤汰の投球を「いいボールが行っていた。真っすぐもよかったし、最後もフォークかな。いいピッチングだった」と称賛。起用ポジションについて「ブルペン」と明言した。

 大学時代には救援投手としての経験もあり、「全球勝負球だと思って、無駄なボールをできるだけ少なく投げる」ことをリリーフとして心得る右腕。開幕ローテ入りの目標は変わった。剛球と落ちる宝刀で勝ちパターン入りへ名乗りを上げる。

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