「全国高校サッカー選手権、山梨学院大付1-0滝川二」(31日、味の素フィールド西が丘)
エースFW松山を故障で欠き守備的な戦術で臨んだ滝川二(兵庫)は、今大会で勇退する栫(かこい)裕保監督(54)の花道を飾ることができなかった。
後半23分、ペナルティエリア内にドリブル突破した相手FWをMF池内が不用意に倒してしまい勝負が決した。栫監督も「あのワンプレーだけだった。全国大会の魔物にやられたのかな。敗因は私の指導不足。今までの負けの中でいちばん悔しい」と目に涙を浮かべた。
第89回大会(2010年度)では優勝も経験した栫監督。今後もコーチとしてチームに残るが、「滝川二だけでなく兵庫のレベルを底上げしたい」と将来的な夢を語った。岡崎(マインツ)や小学生時代の香川(ドルトムント)を指導したこともある名将が、この悔しさを糧に兵庫発のファンタジスタを育成する。