香川ヘッド締め ファーガソンへ惜別弾

 「プレミアリーグ、ウエストブロミッジ5-5マンチェスターU」(19日、ウエストブロミッジ)

 香川、名将に捧げる惜別弾‐。最終戦を行い、今季優勝したMF香川真司(24)の所属するマンチェスター・ユナイテッドはアウェーでウェストブロミッジと5‐5で引き分けた。トップ下で先発した香川は前半6分、ヘディングで今季通算6点目となる先制点を決め、さらに5点目の起点となり、後半24分に交代。今季限りで退任するファーガソン監督の最終戦を彩った。

 前半6分、香川はエルナンデスの右クロスに頭から飛び込んだ。今季限りで勇退する名将への惜別の1発。ベンチのファーガソン監督も表情を緩ませ、最高の「贈り物」を喜んだ。

 「いい形で点が取れた。いい攻撃だったと思う」と香川。さらに4‐2で迎えた後半18分、左サイドから縦へスルーパス。これに反応して飛び出したギグスがクロス。エルナンデスが合わせ、追加点を決めた。

 指揮官にとって、これがマンU通算1500試合目。27年間のマンUでの監督生活に終止符を打つこの記念試合を「どうしても勝ちたい」と話していた。百戦錬磨の指揮官は勝利を確信したのだろう。その6分後、香川に代えて今季限りで2度目の現役引退となるMFスコールズを投入。しかしその後、6分間で3失点し、引き分けた。言い換えれば、香川はマンUに欠かせない存在となった証しでもある。

 試合後、今季を振り返った香川は「まだ物足りない。もっともっと1年間を通して結果を残さないといけない」と話した。ファーガソン監督については「寂しい。長くこのチームを率い、このチームをつくり上げた人。雰囲気や立ち居振る舞いがどっしりしていた。本当に風格のある、偉大な監督だった」と、しみじみと語った。

 ファーガソン監督に見いだされた香川がマンUでの挑戦1年目を終えた日、名将は指揮官としてのキャリアを終えた。

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