プロボクサー浦川大将さん死去、28歳「急性硬膜下血腫」8日死去の神足茂利さんに続き同一興行から2人が帰らぬ人に 相次ぐリング禍の悲劇

 今月2日に東京・後楽園ホールで行われたプロボクシングの日本ライト級挑戦者決定8回戦に出場し、試合後に急性硬膜下血腫で緊急開頭手術を受けていた浦川大将さん=帝拳=が9日午後10時31分に死去した。28歳だった。日本ボクシングコミッション(JBC)が10日、発表した。

 同興行で行われた東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチに出場した神足茂利さんも急性硬膜下血腫のため8日午後10時59分に亡くなっており、同じ興行で倒れた2人が相次いで帰らぬ人となった。

 国内では、23年12月の日本バンタム級タイトル戦で判定負けした穴口一輝さんが試合直後に意識を失い、急性硬膜下血腫のため昨年2月に23歳でこの世を去った。

 今年5月24日には、IBF世界ミニマム級タイトルマッチで敗れた前王者・重岡銀次朗(25)=ワタナベ=が試合後に意識を失い、病院に救急搬送。「急性硬膜下血腫」と診断されて開頭手術を受けた。

 相次ぐリング禍の悲劇を受け、JBCは東洋太平洋タイトルマッチのラウンド数を短縮するなど、対応に追われている。

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