ボクシング同一興行で2選手が試合後に救急搬送 いずれも「急性硬膜下血腫」で緊急開頭手術 JBCが正式発表「現在は経過観察中」

 日本ボクシングコミッション(JBC)は4日、2日に東京・後楽園ホールで開催されたプロボクシング興行に出場した神足茂利(28)=M・T、浦川大将(28)=帝拳=の2選手が試合後に都内の病院に救急搬送され、いずれも「急性硬膜下血腫」と診断され緊急開頭手術を受けたと発表した。現在は経過観察中だという。

 同興行では、メインで行われた東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦で、同級5位の神足が、王者・波田大和(28)=帝拳=と大接戦を繰り広げたが、引き分けで王者防衛となった。判定結果を聞くと、激戦の末に王座奪取を逃した神足は膝から崩れ落ちたものの、すぐに自力で立って歩いた。しかし、控え室に戻ってから意識がもうろうとなったといい、医務室から病院に直行していた。なお、この試合は偶然のバッティングで両者ともに眉間を深くカットしたものの、ダウンシーンはなかった。

 浦川は、第4試合で行われた日本ライト級挑戦者決定8回戦で齊藤陽二(29)=角海老宝石=と対戦し、最終回に猛攻を受けてレフェリーストップにより8回2分12秒TKO負けした。失神し、試合後に病院に救急搬送されていた。

 今年5月24日には、IBF世界ミニマム級タイトルマッチで敗れた前王者・重岡銀次朗(25)=ワタナベ=が試合後に意識を失い、救急搬送されて「急性硬膜下血腫」と診断されて開頭手術を受けた。6月下旬には一般病棟に移ったという。

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