大谷翔平「全部やるつもり」来季も二刀流継続宣言 意地のPS1号もドジャース悪夢4連敗 来季10年目復活決意
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース4-6ブルワーズ」(15日、ロサンゼルス)
ドジャースは、ロサンゼルスでのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に敗れて4連敗を喫し、シリーズ敗退決定。目標に掲げていた3連覇はならなかった。大谷翔平投手(32)はポストシーズン(PS)8戦目で初めて1番で起用され、二回に1号3ランを放ったが、勝利にはつながらず、「本当に悔しい」と言葉を振り絞った。ケガに苦しんだ不完全燃焼の1年。来季の二刀流復活に意欲を見せた。
空中にバットを放り投げ、仲間たちが見守る三塁側ベンチに向かって何度も叫んだ。8月18日以来、26戦116打席ぶりの本塁打。大谷が感情を爆発させ、たまりにたまった鬱憤(うっぷん)を解き放った。
崖っぷちで臨んだ第4戦。打撃不振から、前日には打順を6番に下げた大谷が、PS8戦目で初めて1番で起用された。
「シーズン全体を通して戦ってきた打順。(自分を)信じてくれた形があの打順だったと思う」
1点リードの二回1死一、二塁。内角低めのカットボールをすくい上げて右中間席中段へ。飛距離130メートルの特大3ラン。「信じてくれる人のために頑張りたい」。2日前の会見で口にした言葉を実践した。
しかし、そこからじわりじわりと点差を詰められ、六回に逆転を許す。ベテランが並ぶド軍打線に、反撃の力は残されていなかった。
敗戦の瞬間はネクストバッターズサークルにいた。敵軍が歓喜するフィールドには一べつもくれずにベンチ裏に消えた大谷は「本当に悔しい。はーっ」とため息とともに感情を吐き出した。
3年ぶりに二刀流で開幕を迎えたシーズンは、ケガに苦しんだ1年でもあった。左膝、右上腕二頭筋、首を痛め、7月以降は投手断念。9月には3年ぶりに負傷者リストにも入り、「投げられていないのは自分の中でふがいなさ、不満がある」。治療を受けながら打席に立ち続けた。
来季は10年目の節目のシーズン。今後の、負傷箇所の手術の可否は「治療も含めてどうなっていくのか分からない」と大谷。二刀流継続については「全部やるつもりで、いいシーズンになるように頑張りたい」と力強く言い切った。
