阪神・佐藤輝 メジャー挑戦今オフにもポスティング容認も 球団関係者「本人のためにも速やかに結論を」 復帰2安打も4連敗終戦
「JERA CSセ・ファイナルS・第4戦、阪神5-8DeNA」(17日、甲子園球場)
「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルS第4戦が行われ、阪神は5-8でDeNAに4連敗し、敗退となった。3試合ぶりに出場した佐藤輝明内野手(27)は2安打と存在感を示した。試合後にはメジャー挑戦の夢が変わらない意向を明かしており、今オフにもポスティングシステムによる移籍が容認される可能性がある。
最後の打席は手が出なかった。佐藤輝は打席で天を仰ぎ、うつむきながらベンチへ下がる。息を吐き、歯を食いしばりながら腰かけた。万全とはいえない状態だろう。でも復帰戦で意地のマルチ安打を放った。3時間54分の激闘を戦い抜き、悔しい終戦。「大事な時にけがをしてしまって2試合出られなかったので、それが悔いですけど。最後までできることはやったと思います」。3月のWBCから始まった6年目シーズン。全てを出し切った。
2年前のオフからメジャー挑戦の思いを球団に伝え、今オフが一つの分岐点になる。ある球団関係者は「全て終わってからの話。ロックアウトになる可能性もあると聞いている。球団としても、本人のためにも速やかに結論を出したいとは思っているけど、現時点で決まっている事実は何もない」と話す。ただ検討が重ねられ、球団野手では初となるポスティングシステム利用が容認される可能性もある。
海外FA権の取得は最短でも30歳になる29年。佐藤輝は試合後に改めてメジャーへの思いを聞かれ、「まだ終わったばっかりなのでね。何も言えないです」と話し、夢は夢として持ち続けているかと問われ「そうですね、はい」と答えた。今後は代理人を交えて球団と話し合いの場を設け、夢への挑戦が決まっていく。
昨オフは年俸と同システムの利用について、代理人と球団が話し合い。交渉は長期化し、1月30日に12球団最後の契約更改となった。「挑戦の意思があることも伝えさせてもらいました。そこは僕だけで決められるものじゃないので、球団と話し合ってという感じです」と球団主導であることは理解している。
今季は打率・306、39本塁打、106打点で史上9人目の三冠王に輝き、結果で示した。シーズン中にはMLB球団の幹部クラスが視察に訪れるなど、海の向こうでも注目選手の一人。球団の連覇にも大きく貢献し、名実ともにNPB屈指の強打者になった。
仮に今オフのMLB挑戦となれば、九回の見逃し三振が阪神でのラストプレーになる。「勝つつもりでやっていたので」とここ数年、チームに残した財産は大きい。森下や立石ら、未来の猛虎打線を担う後輩も出てきている。豪快なアーチこそなかったが、最後まで勝利にこだわり続けた。
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