大谷翔平、術後2度目の実戦形式登板29球 球速150キロ台 ストライク率48% バットへし折る球威も制球乱れて天仰ぐ 新人捕手「すべての球種に自信見える」
「ドジャース-ヤンキース」(31日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が試合前に右肘手術後2度目のライブBP(実戦形式投球練習)に登板し、2イニング相当、マイナー打者のべ7人に29球を投げた。安打性の当たり2本、見逃し三振と四球がそれぞれ1つ。直球は150キロ中盤だった。
前回、25日の敵地ニューヨークの初登板から中5日の調整で本拠地のマウンドに立った大谷。初回はノーワインドアップで1人目の左打者からスライダーで空振りを奪うなど、フルカウントから直球にバットをへし折り、投ゴロに打ち取る。続く右打者にはカウント1-2から一ゴロ。しかし、3人目には変化球が乱れてストレートの四球。思わず、天を仰ぐ場面もあった。
前回は打者のべ5人に対し、22球を連続で投げたが、。この日は16球を投げた後に試合の攻守交替を想定して約8分間のインターバル。2イニング目は先頭を低め直球で見逃し三振に仕留めたが、続く3人にはボールが先行。右打者にカットボールを右中間深くにはじき返され、最後7人目の打者は直球を遊撃手の頭を越える安打性の当たり。計29球でセッションを終えた。
捕手を務めた新人のラッシングによると、この日の球速は体感で95~97マイル(約153キロ~156キロ)。29球の内訳は直球系21球、スライダー中心の変化球8球で「調子も上向いていて、今はすべての球種に自信を持っているように見える」と振り返った。
ストライク率48%(ストライク14球、ボール15球)と制球に課題を残した点には「どんな投手も復帰して徐々に調子を取り戻すのは普通のことです。以前の状態にぴたりと合わせるのは簡単ではありません。でもリハビリの進み具合から見ても彼はとても良い状態にいると思います」と話した。





