悪夢の大雪 日本がまさかのメダル逸 ジャンプ団体が競技途中打ち切り 2回目終了時点の結果で順位決定で6位に 3回目1人目二階堂の2位浮上大ジャンプが幻に「これが五輪」ぼう然 2位浮上も暗転 会場騒然
「ミラノ・コルティナ五輪・ノルディックスキー・ジャンプ・スーパー団体」(16日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)
五輪新採用の2人一組で飛ぶ男子スーパー団体が行われ、日本はノーマルヒル銅メダルと、ラージヒル銀メダルの二階堂蓮(24)=日本ビール=と、22年北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(29)=チームROY=で挑み、535・2点で6位に終わり、メダル獲得はならなかった。ともに日本ジャンプ史上最多となる通算4つ目のメダルがかかっていたが、次大会に持ち越しとなった。
3回目の2人目の競技に入ったところで大雪となり、中断。その後、打ち切りが決まり、2回目までの結果で順位が決まった。3回目1人目で二階堂が138メートルの大ジャンプを飛び、2位に浮上していたが幻となった。まさかの結果に会場は騒然となった。
1回目で1人目の二階堂が131・5メートルを飛び、3位タイにつけると、各国のエースが揃う2人目で小林は129メートル。組の中で9位のジャンプとなり5位に順位を落とした。
2回目は二階堂が131メートルで組4位の飛躍で3位に浮上。小林が130メートルで組6位の飛躍となり、6位に順位を下げた。メダル圏の3位ノルウェーと2・8点差で最終3回目を迎えた。
3回目は二階堂が138・5メートルのビッグジャンプをとんで、2位に浮上。しかし、その後突如大雪が降り始め、中断も入るなど難しいコンディションとなり、打ち切りに。2回目の結果で順位が決定し、日本はメダルを逃した。結果が表示された画面を見ながらぼう然とした氷上を浮かべた二階堂は「いや~、これが五輪。そう思うしかない3本目にやっと合わせられたがこういう形になってしまったので。悔しさを通りこしてむしろ前向きになってます」と、語った。日本スキー連盟の原田雅彦会長は「残念でしたけど仕方ない。ジャンプ競技ならではの勝負のつき方」とサバサバと語った。
ただ、中止決定から20分後には雪はやんでいた。
スーパー団体は4人制の男子団体に変わって採用された新種目で、ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル)を使用し、2人1組で争う。W杯では23年女子蔵王大会から実施。参加人数が2人のため、選手層が厚くない国でも出場することができる。日本男子は主に二階堂と小林のペアで出場しており、昨夏に行われた五輪テスト大会では2位に入っていた。4人で2本ずつ飛ぶ従来の団体戦とは異なり、2人で3回ずつ計6本を飛んで争い、1回目が終わって上位12位までが2回目へ、上位8人が3回目へ、と各回で足切りが行われた。
