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【松阪G3】吉田拓矢がG3初優勝へ激走 武田豊樹を連れて悲願達成だ

G3初優勝へ全開モードで駆ける吉田拓矢
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 「蒲生氏郷杯王座競輪・G3」(27日、松阪)

 最近の競輪界で七不思議といえば、吉田拓矢(23)=茨城・107期・S1=がG3をまだ優勝していないこと。2015年7月にデビューして、いきなりチャレンジステージで3場所連続完全優勝を達成し、同8月にA級2班に特別昇班。A級1、2班戦では1場所だけ優勝を逃したが、同10月に3場所連続完全優勝を飾り、S級2班に特別昇級。その後はG1、G2で好走。デビューから1年11カ月の17年6月にはG1・高松宮記念杯(岸和田)で決勝進出も果たした。

 高いレベルで戦っている吉田だが、なぜかG3で優勝できていない。今場所は初日特選12Rこそまくり不発で5着だったが、2次予選は最終ホームから先行して1着。準決は柴崎淳(三重)を制して主導権を奪い、直線で中を割ってきた神田紘輔(大阪)に1着を奪われたものの、粘りに粘って3着。2着の武田豊樹(茨城)とともに決勝進出に成功した。

 「重くてキツかったです。でも、踏むべきところで踏めたので(感触は)いいと思います」と準決を振り返った吉田。松阪はF1で優勝を飾ったうえ、17年の記念も決勝に進出と相性がいい。今回こそG3初優勝の大チャンス。武田の援護で気分よく仕掛けて、押し切りをもくろむ。

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