【ボート】桐生、逆襲走だ 笹川賞逃す

 「グランドチャンピオン決定戦・SG」(25日開幕、常滑)

 ボートレース新時代到来‐。5月の笹川賞は新世代といえる登録4000番以降のレーサーが大活躍。優勝戦は6人のうち5人が新世代レーサーだった。25日に開幕する、ボートレースとこなめ「SG・第23回グランドチャンピオン決定戦競走」も、間違いなく新世代レーサーが大暴れ必至だ。

 大魚を逃した‐。誰もが、桐生はG1を飛び越えて、SGを先に獲ると思っていた。それは今年5月、福岡での笹川賞。オール3連対で予選突破。しかも強豪を抑えて堂々の1位通過。準優も楽に逃げ切り、SG優勝戦の1号艇を獲得した。デビューは2007年5月。まだデビューからわずか6年、100期生のSG制覇という快挙は目前だった。だが、最後の最後、優勝戦は簡単に事が運ばなかった。

 インからSTはコンマ18。そんなに遅い仕掛けではなかったが、2コースに入った服部幸男は同11と踏み込んできた。桐生は1Mで、まくってきた服部に抵抗する形になり、3コースから冷静に差してきた新田雄史にSG初優勝をさらわれてしまった。

 「エンジンは変わらず良かったが、S遅れを含めて、自分に力がなかった」。1号艇で強力機と絶好のチャンスをモノにできなかったうえに、6着大敗という結果。桐生は悔しさをにじませながらも「次です。次また頑張ります」と口にした。

 リベンジのチャンスはすぐに訪れる。桐生は初のグラチャン参戦。昨年の浜名湖笹川賞で優勝戦に乗ったことで、今回の出場権を得た。SG優勝を逃した直後だが、2回連続で笹川賞で優出するなど、エンジンがしっかりと仕上がれば、強豪相手でも互角以上に戦えることは証明できている。SG初優勝へ爆走あるのみだ。

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