【競輪】吉田拓矢が日本選手権優勝報告会「真杉君とは波長が合う」
「デイリースポーツ賞・F1」(14日、取手)
先月のG1・日本選手権(名古屋)を優勝した吉田拓矢(30)=茨城・107期・S1=が地元の取手競輪場で優勝報告会を行った。
日本選手権は2年連続の決勝進出。前年は自力勝負。吉田マークの平原康多氏が優勝。今年は真杉匠マークから差し脚を発揮で1着。2021年11月の競輪祭以来となる2個目のG1タイトルをゲットした。「昨年は後ろが優勝で良かった。今年は自分が勝つことができて本当にうれしかった」と振り返った。
この優勝により、12月30日に行われるグランプリ(平塚)出場は決定したが、「グランプリのことは考えず一戦一戦頑張るだけ」と気合を入れた。
昨年12月に神山雄一郎氏、今年5月に平原康多氏と関東地区の先輩レーサーが立て続けに引退。G1タイトルホルダーの吉田に懸かる期待は大きい。「神山さん、平原さんが引退してガックリきたけど、頑張っていきたい。真杉君に8割頑張ってもらって、自分は支えていきたい」と日本選手権決勝でも連係したパートナーと協力して関東地区を盛り上げていくことを誓った。
真杉については「波長が合う。仕掛けるタイミングが分かるので付いて行きやすい。5月の全プロ記念競輪で真杉君の前をやろうと思ったけど『こんな(賞金の)安いところじゃダメ』と断られた。ビッグレースの決勝で連係できるように自分がしっかり勝ち上がりたい」と話した。
17日からG1・高松宮記念杯(岸和田)が開幕。G1連覇に向けて「直前は宇都宮に練習へ行った。今朝も練習した。しっかり休んで、本番に備えたい」。高松宮記念杯は21年に準優勝(優勝は宿口陽一)。今年は優勝を狙っていく構えだ。





