【競輪】脇本雄太が全日本選抜V 全てのG1とグランプリを制するグランプリスラム達成
「全日本選抜競輪・G1」(24日、豊橋)
脇本雄太(35)=福井・94期・SS=が最終2角からまくった寺崎浩平(福井)を差して1着。全てのG1とグランプリを制するグランプリスラムを達成した。G1は昨年11月の競輪祭(小倉)から連続で通算9回目の優勝。賞金4190万円(副賞込み)を獲得してKEIRINグランプリ2025(12月30日・平塚)の出場権も手に入れた。寺崎が2着に粘り、脇本を追う形になった深谷知広(静岡)が3着に入った。
真っ先にゴールを駆け抜けて右手でファンに向けてガッツポーズ。脇本は6個のG1制度(1994年10月以降)になってからは初のグランプリスラム達成に喜びを爆発させた。
「寺崎君を信じていました」。同県の後輩を全面的に任せ、後方になっても脇本は我慢の競走に徹した。最終2角7番手から満を持して寺崎が踏み上げると「一瞬、口が開いてしまいました」と振り返るが、難なく追い付き、直線では1車身以上も差しての1着。豪脚を存分に見せつけた。
1月にX(旧Twitter)で腰椎に炎症と水たまりが見つかったことを明かし、2月上旬には「良化する兆しがなく悩んでます」と吐露。いい状態では戦えていないが「今回は近畿の仲間に助けられました」と近畿の絆で戦えたことを強調する。「(腰の)痛みの不安はなかったけど、車の進みなどはそんなに良くなかった」と言いつつも、結束力を武器にVゴールを駆け抜けられた。
G1初優勝は2018年8月のオールスター(平)。そこから6年半でグランプリスラムを達成。「自分の中では短く感じました」と笑みを浮かべる。そして年頭の全日本選抜を優勝したことには「いつもスロースターターなので、スタートダッシュを決められて良かったです」と照れつつも笑う。誰よりも早く今年のグランプリ出場権をゲット。「今後は1人でも多くの近畿勢とグランプリに出られるよう、行けるところを頑張ります」。近畿勢の後方支援をしつつ、自らは全てのG1、グランプリを2個以上獲得するダブルグランプリスラムを目指して爆走する。




