【競輪】奈良F1 元虎戦士の伊代野貴照 2年10カ月ぶりのアレへ直線強襲をもくろむ

 「三笠賞・F1」(19日、奈良)

 元阪神タイガース投手の伊代野貴照(43)=奈良・101期・S2=は19日の奈良競輪12Rで3着に入り、2021年6月の静岡F1以来となる決勝進出を決めた。

 前日に伊代野は「決勝に乗ったら『アレ』を目指すって言いますよ」と誓っており、2年6カ月ぶりの決勝進出キップをしっかりとつかんだ。

 03、05年のセ・リーグ制覇時は阪神に在籍。「ビールかけに呼ばれませんでした」とのことだが「03年のVパレードに参加しました」と明かした。

 12年7月に競輪選手としてデビューし、19年10月に福井F1でS級初優勝。21年2月に前橋F1で2回目のS級優勝を飾っている。今回の決勝戦(20日12R)はKEIRINグランプリ2020(平塚)を制した和田健太郎(千葉)をはじめ、青野将大(神奈川)、岩本俊介(千葉)ら猛者ぞろいだが、伊代野は三谷将太(奈良)に前を任せてレースを運ぶ。2年10カ月ぶり3回目のアレへ向けて、直線で鋭脚を繰り出しにかかる。

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