【シルクロードS】トウシンマカオ スプリント王者へ突き進む 鮫島駿「恥じない騎乗を」

 「シルクロードS・G3」(29日、中京)

 頂点を目指して突き進むのみだ。トウシンマカオは22年夏にスプリント路線へかじを切ってから4、1、1着。キーンランドCこそ、大外枠&特殊な馬場に難しい競馬を強いられ敗れたが、続くオパールSと京阪杯では外枠も苦にせず、最速上がり連発であっさりとライバルを蹴散らした。

 連勝へ導いた鮫島駿は「負けられないと思っていたので、自信を持って勝ちにいく競馬をしました。内容は非常に良かったし、期待通りの走りでした」と振り返り、「初騎乗時からこの子には絶対的な信頼があるし、この子が一番走るのが速いと思っています」と能力を信じて疑わない。

 中京コースは22年ファルコンSで5着に敗れているが、高柳瑞師は「左回り、右回りと、どの競馬場であっても千二ならいい条件だと思っています」とドンと構える。それだけ、目下の充実ぶりに手応えがあるのだろう。

 この先には春の大一番、高松宮記念(3月26日・中京)という目標が待ち構える。鞍上が「スプリントのG1で主役を張れると思っているし、僕自身もそれに恥じない騎乗をしたい」と力を込めれば、指揮官も「ここをこなしてくれれば、先が明るくなりますね」と前を見据える。本番と同舞台で圧倒的な存在感を示し、堂々と胸を張って春の桶狭間へ乗り込む。

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