阪神・佐藤輝&森下を海外メディア絶賛 メジャー挑戦に太鼓判 「彼らはきっと高い市場価値を持つはず」
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準々決勝敗退となった、野球日本代表「侍ジャパン」が16日、チャーター機で帰国した。チームとして連覇の夢はかなわなかったが、阪神の佐藤輝明内野手(27)と森下翔太外野手(25)を海外メディアが絶賛している。米スポーツ専門局ESPNのホルヘ・カスティーヨ記者や、SNSのXなどで情報発信するショーン・スプラドリング記者などが将来的なメジャー挑戦に太鼓判を押した。
激闘の末の歴史的敗戦から一夜明けて、侍ジャパンのNPB組は帰国した。ローンデポ・パークではアメリカとドミニカ共和国の準決勝が行われ、スタンドに何人かの日本人が観戦に訪れている。日本は敗れたが、野球ファンを熱くさせるシーンはあった。そして、佐藤輝と森下が残した衝撃は刻み込まれていた。
米大リーグやWBCを長年かけて取材する米国や中南米の記者に独自取材。すると、2人を高く評価する声が聞こえてきた。スプラドリング記者はまだ興奮が冷め切らない様子で言った。「この2人は日本野球の未来を担う大きな存在だと思うよ」。それだけ1試合で残したインパクトは大きかった。
佐藤輝は14日(日本時間15日)の準々決勝・ベネズエラ戦で「2番・右翼」で先発起用されると、1点ビハインドの三回1死一、二塁でR・スアレスから適時二塁打。目の前で大谷が申告敬遠されるという重圧の中、昨季メジャー12勝の左腕を攻略した。続く森下はチェンジアップを捉え、一時勝ち越しの3ラン。鈴木のアクシデントで途中出場ながら、大仕事をやってのけた。
世界にSATOとMORISHITAの名を広めた瞬間。すでに、虎が誇る主軸の名は海の向こうに伝わっていた。カスティーヨ記者は2人が近い将来、ポスティングシステムでメジャー挑戦する可能性について言及。「彼らはきっと高い市場価値を持つはずです」とも話した。
今年から岡本と村上が米大リーグに挑戦。日本を引っ張ってきたが、村上は思った以上の評価を得られなかった。速球への対応と内野しか守ることができないことが疑問視され、大型契約にならず。しかし、その心配はないと力説する。「佐藤や森下は外野を守れるアスリートタイプで、評価されやすい」と言い切った。
記者の耳に名前が届いているということは、当然MLBスカウトもチェックしている。ただ、WBCという舞台で活躍したことは、目の肥えたアメリカの野球ファンにインパクトを与えた。「一般の視聴者にとっては、昨夜が『初めて彼らを知る機会』になった。彼らが数年以内にアメリカに来るかもしれない選手たちなのは間違いないでしょう」。思わぬ形でつかんだ、“マイアミドリーム”。夢が現実となる日は近いかもしれない。
★ダニエル・アルバエス・モンテス記者「佐藤でまず驚いたのは体の大きさと身体能力の高さ。大谷ももちろん大きいが、これまで日本の選手であれほど大きく、あれほど身体能力が優れたタイプはあまり見なかった。こうした要素を見ると、彼は近いうちにメジャーでプレーできる選手だと感じる。次のWBC、佐藤、森下が『メジャーリーガー』と呼ばれるようになっていても不思議ではない」
★ホルヘ・カスティーヨ記者「森下は緊急的にほとんど準備もできていないまま出場し、初打席でホームランを打ったのには本当に驚いたよ。おそらく彼の野球人生で最大の出来事だったのではないだろうか。それは佐藤も同じだろう」
★ショーン・スプラドリング記者「佐藤は『スタメンで使う方法を何とか見つけるべき選手』だと思っていた。佐藤は昨季MVPを取った選手だから、このレベルで活躍しても全く驚きはない。森下は彼のキャリアでも間違いなく特別な瞬間の一つになるでしょう。彼らはトップレベルに入るべき選手たちです」
